Topics
「乗員死亡事故率ワースト20」のデータについて

(Topicsからの続き)

「週刊朝日」の記事は、4月9日の衆議院決算行政監視委員会で民主党の衆議院議員・長妻昭氏が公表したランキングについて書かれたものです。
元にしたデータは今年3月に発行された財団法人交通事故総合分析センターの「交通事故と運転者と車両の相関についての分析結果・平成13年度」で、この数値から長妻氏の事務所が作成したものだそうです。

リストによると、上位には1位のシルビアをはじめスポーツカーがずらりと名前を連ねています。一見するといかにも「スポーツカーは危険」とも受け取れるそのリストの15位に、我らがカプチーノの名前があるのです。軽自動車では11位の98年式キャロルに次いで2番目です。(ちなみに、名前が上がっている軽自動車はこのキャロルとカプチとエブリィワゴンの3車種)

このデータの結果については「週刊朝日」の記事中に色々書かれていますのでそちらを読んでいただくとして、これが事実であるならば私たち現ユーザーはこれを重く受け止めなければならないと思います‥‥が。でもちょっと待って!この表ちょっとヘンじゃない?と私は思ったのです。

このリストには、モデル名と年式、メーカー名、1万台当たりの乗員死亡事故台数、1万台当たりの乗員死傷事故台数、1万台当たりの運転者死者数、車両台数(単位:千台)といった項目があり、1万台当たりの乗員死亡事故台数の数値が高い順にランキングされているのですが、91年式カプチーノの車両台数の項を見てみると「72」とあるんです。単位が千台なので7万2千台と言うことになるんですが‥‥91年式カプチってこんなに台数あったっけ???

スズキが発行しているパーツリストに収録されているデータによれば、91年に生産されたカプチーノは約2千台余り。発売時期が年末だったので登録台数で言えばもうちょっと少なくなるかもしれません。
このリストで言うところの「車両台数」とは(憶測ですが)事故で扱った台数の累計と思われるので、リストの数字が間違っていないと仮定すれば91年式カプチーノは1台につき36回も死傷事故を起こした計算になります。‥‥いくらなんでもこれはおかしいと思いませんか?(笑)

私も事故の経験がありますが、クルマの年式なんて聞かれた記憶がありません。もしかしたら死亡事故といった重大事故なら調べられるのかもしれませんが‥‥軽自動車の中でもマイナーなカプチだからヘンなのか、もしかしたら他のデータも怪しいのかは元データがないのでわかりません。(データはお金を出せば購入できるみたいですが、取り寄せて検証するヒマもお金もありません(汗))
それとも単に警察が無知で、カプチーノの年式は全て91年として記録してるんでしょうか?その可能性の方がありそうです。(笑)

とまぁこんなこと書いてみましたが、これで揚げ足を取ってやろうとか長妻氏にクレームを出そうなんてつもりはないので誤解のありませんように。(笑)
ただ、こういったデータにカプチの名前が出てしまうのは残念ですねー。購読している自動車のメルマガにこの記事の情報があったので「もしかして」なんて思いながら見てみたら‥‥。(汗) まぁ確かにオーナーから見てもカプチーノは事故率高そうな気はしますし、実際に亡くなった人も知ってます。週刊朝日の記事に書かれているように、一概にこのリストの数字イコール「危険なクルマのリスト」とは思えませんが、皆さん事故には注意しましょう、と言うことですね。おしまい。

BACK



fukami@c-press.net MAIL
クレジット