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納車2時間後の悲劇 納車の日、目の前のカプチはキラキラと輝きながら、私を待っていました。2台目にして新車を手にできたというヨロコビをかみしめながらディーラーの人から簡単な説明を聞き、早速ルーフを外してまっさらのシートに座りました。 「う〜、感激!最高!」 前の愛車ジムニーよりレスポンスの良いアクセルや軽く回るエンジンにいちいち感心し、また周囲の物珍しそうな視線を痛いほど感じながらカプチを走らせました。さっそくこのクルマを見せびらか・・・じゃなくてお披露目をしに(笑)、友人宅へ向かったのです。 しかし・・・その2時間後にまさかあんな出来事が起こるなんて・・・! 川崎方面へ向かい多摩川沿いの道をゴキゲンで走っていた私は、某交差点に差しかかりました。対向車線は結構混んでいましたがこちらは全く混んでいなかったので、交差点を直進し・・・と、並んでいるクルマの間からいきなり白いセダンが飛び出してきました!とっさにブレーキを踏みましたが、初めて乗るクルマでポジションがきちんと合ってなかったのか踏み方が甘く、止まりきれずに相手のバンパーに「ポコン」と右フェンダーのあたりが軽く当たってしまったのです!!! 「うわぁ、やってもうたぁぁぁぁぁ〜〜〜っっっ!」 一瞬気が動転してしまいましたが、後ろに後続車が詰まってきているのを見て、もう少し先へ行ってから止まろうと走り出しました。そして対向車線のクルマの列が途切れたあたりでハザードを出し、後ろから来ているハズのそのセダンが来るのを待ちました。ところが、数台のクルマが追い越していく中、その例のセダンも私のクルマを追い越し、しかも止まる様子も見せずにどんどん先へ行ってしまうではありませんか! 「えぇっ?!ち、ちょっと待ってよっっ!逃げる気?!」 すぐに追いかけようとすれど、後ろからドンドン車が来るのでなかなか出られない。やっと発進できて追いかけましたが、間にずいぶんクルマが入ってしまったのと普通の白いセダンで車種も全くわからず、先の方に目を凝らしていくら探せどどのクルマなのかまったく解らなくなってしまいました。しかもとっさのことだったのでナンバーも見てない始末・・・どうにもお手上げ状態で、怒りのやり場もないわ泣くに泣けないわで散々でした。 当たったところの状態を見たかったけど目立つところでは恥ずかしかったので、人のいなさそうな路地へ入りクルマを停め、恐る恐る見てみると・・・右フェンダーには直径10センチほどのエクボちゃんが・・・。相手のクルマの白い塗料も少し付いていました。 「あぁ、ついさっき納車されたばかりなのに・・・」 頭の中は真っ白、しばらくその場にうずくまってしまったのは言うまでもありません。私のカプチを追越していく時に目が合った白セダンのオヤジ(銀縁メガネをかけた40代くらいの銀行員風だった)のカオが、いつまでも脳裏に浮かんで離れませんでした。 というわけで、私のカプチがピカピカの新車状態を保っていられたのは、納車からわずか2時間。天国から地獄とは、まさにこのようなことを指す言葉だと痛感したのでした・・・。(涙) |
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